授乳中のラキソベロンの服用について

妊娠をしたり、出産をした後に、便秘になってしまった、改善していたのに元に戻った、
ひどくなったという経験をお持ちの方は、意外と多いものです。

これは、ホルモンの変化や、胎児が腹部を圧迫すること、
また授乳中は水分がどうしてもおっぱいに行ってしまうために起こる症状です。

そのような時に処方される代表的な薬が、ラキソベロンです。
ラキソベロンは緩下剤の一種です。
便が軟便となり排便回数が増加する薬剤で、大腸を刺激して腸の運動を促進し、
飲食物からの水分の吸収を抑えて、排便を自然に近い状態にします。

ラキソベロンは副作用も少ないために、よく高齢者や妊婦、授乳中の方に使用されます。
便秘の他にも、消化管の検査時や消化器の手術前後の腸管内の掃除にも使われます。

授乳中

1日1回、就寝前の服用が原則です。
服用した後、8~12時間で効果が現れます。
他の薬を服用している場合はあらかじめ医師に相談し、
ラキソベロンはその薬を服用してから2時間以上おいてから飲むようにします。

ところで、ラキソベロンを服用していると、
授乳している赤ちゃんまでが下痢してしまうのではないかと心配されるお母さんがいます。

しかし、この薬は、おっぱいの中には検出されないか、
仮に検出されたとしても非常に微量な濃度であるという調査報告があります。
そもそも乳幼児の便はゆるいのが当然の状態ですので、その点は心配しなくても大丈夫です。

ただ、あまり薬に頼っていると自然な腸の運動ができなくなり、
薬を増量しないと効き目が現れなくなってしまいます。

また、副作用が少ないとはいえ薬は薬ですので、赤ちゃんのためにも、
飲まずに改善の努力をしてあげるのが良いのは間違いのないことです。

便秘の治療には、基本的には消化の良い食物繊維の多い食事を取り、
十分な運動と規則正しい排便習慣を身につけることが肝心です。
普段から便秘気味の方の食生活は、質・量ともに野菜不足が伺えます。

赤ちゃんの離乳食にも影響することですので、普段からきちんと心がけるようにしましょう。